投稿者情報

年齢:49歳
性別:男性
職業:会社員
住所:東京都青梅市

体験談

当時私は東京郊外の八王子に住んでいました。駅からは車を利用しても30分程かかる畑だらけの町での借家住まいです。バンド活動をしていた私は近隣との騒音トラブルを避ける為、出来るだけ周りに何も無い物件を希望していたのですが中々見つかりませんでした。

「個人的にご紹介出来る物件ならあります」と不動産屋の若い社員の話に乗りこの物件にたどり着いたのですが、契約云々に不動産屋は関与せずに大家さんを紹介するだけでした。物件は広い桑畑の隅に建てられた二階建ての一戸建で畑仕事を営む大家さんは二つ返事で私の入居を了承してくれました。礼金敷金などは一切無く、家賃は大家さんに手渡し、若い社員には気持ち程度の謝礼を渡しました。ギターもピアノも弾き放題。仲間が集まって盛り上がっても騒いでも大丈夫。私には夢の様な環境です。

周りは全部桑畑ですからまったく問題無しでした。私は独り者ですが、家はバンド仲間のたまり場となって、いつも誰かしらが泊まり込んでいる状況でした。若き頃のもっとも充実した日々でした。あの出来事が起こるまでは。珍しく私一人だけになった日の夜。玄関のチャイムが鳴りました。私は二階の部屋で就寝中だったのですが、チャイムの音量を上げてあるので、即座に目を覚ましました。階段を降りて玄関を見ると…ん?ドアが開いています。

鍵はかけ忘れたかも知れませんがドアを閉め忘れる事は無い筈です。外を覗くと誰も居ません。月明かりに桑畑が照らされているだけです。この時点では、さほど気に掛けずに施錠してまた床に着きました。それから何分経ったかわかりませんが、玄関のチャイムが鳴りました。目を覚まして玄関に降りて行きました。ドアが開いています。さすがに普通じゃないですよね。先程と同じ様に確認しても何も無しです。霊的な現象?恐怖でいっぱいです。

気を取り直して、施錠してドアに背を向けた瞬間、ピンポーン。私は足がすくんですぐには動けません。恐怖でドアの方に振り向く事も出来ません。数秒してからヤケクソ的な勢いでドアを開けました。誰も居ません。ん?月明かりの下、桑畑の方で何かが動いていました。ん?人?2人の人影です。立てに並び、前は大人、後ろは子供の様に見えました。私の家からは離れて行く方向に歩いています。「あの、すみませーん」私は声を絞り出しました。

もしかしたら普通の人かも知れないと僅かな望みを持って。「何か用ですかー?」返事も無く、振り向く事もありません。幽霊?それとしか思えませんでした。急いでドアを施錠しました。そこから何をしていいか考えがまとまらずに数秒なのか数分なのか立ちすくんでいた時に外から靴音が聞こえてきました。ザクザク、ザクザクと。アスファルトを歩く音では無く砂利を踏みしめる様なです。ザクザク、ザクザク。音は家の周りを回っている様なのです。

数分?いや、もっと長く足音は続きました。私は立ちすくんだままで、恐怖で行動が起こせません。足音はすっと聞こえなくなりました。私は少しだけほっとしました。煙草を吸おうと思い台所の電気をつけた瞬間、うわぁ!目の前に母と娘と思われる親子がはっきりと浮かび上がりました。いや、浮かび上がると言うより蛍光灯の明かりの下、まるで実在してる様にはっきりと私と30センチと離れていない目の前に立っていました。耐えきれない恐怖です。

2人の視線はまっすぐに私の方を見ています。怒るでも無く笑うでも無く。声は出さずに口だけパクパクと動いていました。私は一目散にに外に出て大家さんの家に駆け出しました。私は2度と暗くなった家には入りませんでした。友達の家を泊まり歩きながら、引っ越し先を探しました。

ちなみに大家さんからは引っ越し先が決まるまで家賃はいらないからと言われたのですが、理由はわかりません。2週間程で引っ越し先も決まり、あらためて大家さんの家に伺った時、あの家では事故があったとの話を聞きました。一切詳しくは話してもらえませんでしたが、お詫びだと言って封筒を差し出してきました。後で中を見ると3万円入っていました。何かがあったんでしょうね。

まとめ

いかがでしたか? 霊に憑かれたかもしれない。自分もこのような霊体験をした。どうしようとお悩みの方、怖話倶楽部を運営しているスピリチュアルサロン「蒼色庭園」では、霊がついているのか霊視して判断することや、実際にお祓いによって霊的なトラブルを解決するサービスを提供しています。心配なことがある方はぜひご活用ください
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