書類に挟まった赤ちゃん

投稿者情報

年齢:33歳
性別:女性
職業:フリーター
住所:北海道札幌市

体験談

これは、私が東京に出てくる直前。 地元で、上京する旅費を稼ぐ為の、最後のバイトをしていた時の事でした。 その仕事は、病院から預かった紙面での患者情報をデータ化する、というものでした。 一束を終え、上司に新しい束を手渡された瞬間。

突然、頭の中に赤ちゃんの鳴き声と“死のイメージ”とでも言うのでしょうか、そんな感覚が浮かび「この束はやっちゃいけない」と直感しました。 でも、まぁ一応仕事なので、平静を装って、束をチェックし始めました。 患者情報…という事は、正直、患者さんが死亡した、という事まで書いてあったりするのです。 そこはチェック項目から外れているし、逆にいちいち見ていたら仕事のスピードが落ちてしまうので、普通なら無視するのですが…この時の自分は、見ずにいられませんでした。

気の所為だとは思うのです。 何故なら、大雑把とはいえ、患者さんの年齢ごと(3歳未満・高齢者・それ以外)に束は分かれており、自分が受け取ったのは『それ以外』の束…詰まり“死のイメージ”は本当だとしても、3歳未満の赤ちゃんの声が聞こえるのは可笑しい話ですから。 死のイメージが消えないまま、束を入念にチェックしていきました。 死亡した患者さんは、一人もいない。 でも…該当する書類があったのです。

それは“逼迫流産”した、若い女性の書類でした。 その一枚を手に取った瞬間、また赤ちゃんの鳴き声が聞こえてきました。 間違い無い。 “死のイメージ”の正体は、患者さん本人ではなく、流産した赤ちゃんの方だったのです。 取り敢えず放っておく訳にはいかなかったので、自分で供養をする事に決めました。 ノルマを残しても翌日に繰り越せるのと、就業時間間近だったのが幸い。 その束は終わらなかった事にしてデスクに残し「明日供養してあげるから、待っててね」と霊には念を押し、帰宅。

帰りの地下鉄に乗る際に、下りの階段で足を踏み外したのは、霊の所為かどうか定かではありませんが。 取り敢えず供養といっても、家の近くに水子供養の出来る神社があるかなんて知らないし…。 あったところで、確か5000円とか掛かる筈だから、そんなお金を出すまでの義理は無いし。 うんうん唸って出した答えは……身体とお墓があればいいかな?と。 紙で作った人形(ヒトガタ)を身体に見立て、お墓を作ってあげれば、供養って事になるかな…と思ったのです。

一応、ネットで祝詞(ノリト)を調べて別紙に書き写し、キッチンから…本当は清酒も欲しかったんだけど流石に不味いんで、粗塩をラップに包んで鞄に入れ、次の日はいつもより早く出勤しました。 オフィスに入ったのは誰よりも早かったけど、人の気配と、空気が重いのが解りました。 ああ、まだ居る…。 そりゃそっか。「待ってて」と言ったのは自分だもんね。 先ずは人形を、昨日残した束の上に添え「ここに入ってね。後でお墓に入れてあげるから」と霊に交渉。

…誰もいなくてよかった。 流石にお墓まで作ってる時間は、朝のうちには無かったので、人形をなるべく目立たない所に隠し、その上に祝詞を書いた紙と塩を置いて、昼休みまで普通に仕事。 その間も、ずーっと空気が重くて、頭痛までしてきました。 お昼休み、即行で人形を持ってオフィスビルのすぐ隣の公園まで行き、適当な木の根元に石で穴を掘って、人形を埋めてやりました。 そして祝詞を詠み、手を合わせると「ありがとう」と聞こえて、魂が天に昇って行ったような気がしました。 その後、お昼ご飯を買ってオフィスに戻ると、重い空気は無くなっていました。

まとめ

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