投稿者情報

年齢:28歳
性別:女性
職業:会社員
住所:東京都世田谷区

体験談

私がまだ中学1年生の時の話です。
長年、胃がんを患っていた祖父が深夜に他界し、
ひとり息子である父が喪主を務めるため祖父の遺体を、
実家の1階にある和室一晩安置することになりました。

親戚一同が集まり、酒などを飲み交わしながら
大人たちは遺体を夜通し見守ることとなりました。
まだ12歳だった私にはもちろん徹夜をすることが出来ず、
2階の自分の部屋で寝ていました。と、言ってもすぐには寝付けず、
携帯電話を弄りながら自然と眠くなるのを待っていました。

私の部屋は、ベランダに隣接しており、
そのベランダは風除室のように外に窓が取り付けられています。
その日は秋口で、台風が近づいていたため、
残暑がまだまだ厳しい中ではありましたが、
自分の部屋とべランダを通じる入り口はもちろん、
ベランダの外の窓もきちんと施錠し閉ざしていました。
1階からの大人たちが盛り上がる声になかなか寝付けずにいたある時、
ベランダから不思議な物音が聞こえてきました。

ザザッ、ザザッ、ザザッ。

強風でベランダの窓がガタガタ鳴る音に紛れて、
定期的に聞こえてくる謎の音。

ザザッ、ザザッ、ザザッ。

私は「物干しが風に揺られて鳴っているのだろう」程度でしか考えず、
引き続き携帯電話の画面に夢中になっていました。

しかし、その奇妙な音は、
ベランダの窓がガタガタ鳴る音とは全くもって別のタイミングで
鳴っていることに気がつきました。
そして何より、その音は遠ざかったり、
近づいたりしているように聞こえました。
私の部屋の隣にはもうひとつ部屋があり、
私の部屋と隣の部屋を通して、ベランダが繋がっている構造です。
音は明らかに、隣の部屋の方まで行っては、
折り返してまた私の部屋の近くまで戻って来ていました。

「何の音だろう…」
さすがに不思議に思い始めたとき、
ハッと気づきました。

祖父は生前、若かりし頃に柔道の有段者で、
県内でもとても強かったと聞いています。
私の父も、そんな祖父に影響され若い頃は柔道に励んでいました。
そんな父がよく言っていたのは、
柔道経験者特有のクセ。それは「摺り足」です。
「摺り足」で歩く音はとても独特で、
特にフローリングではその音が顕著に聞こえてきます。
そう、ベランダから聞こえていた音は間違いなく祖父の「摺り足」による
「足音」でした。

それはちょうど、何となく家に入りたがって、
ベランダを右往左往しているように聞こえました。
私は怖くなって、
布団を頭のてっぺんまで被り、必死に怖さを払拭しようともがきました。
そして気がついたときには眠ってしまって、朝を迎えていました。

今考えると、もし本当にあれが祖父の霊ならば、
怖がることなんて全くなかったかもしれないと思うと、
少し寂しい気持ちと、申し訳ない気持ちになりました。

生前、私たち親戚はあまり祖父との交流がなく、
とてもさびしい老後を過ごしていたかもしれません。
その思いが、あの音となって現れたのでしょうか。

まとめ

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